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新学期には,歓送迎会や新入生歓迎会などを含め,お酒を飲む社交の機会も増えると思います。(未成年者の飲酒は絶対だめですよ!) そんな時、つい言ってしまう致命的英語のミスはこれ!(酔って嬉しい気分で): “I’m drunk!” しかし,この表現は,時と場合により大きな誤解を招きます。この表現は,ネイティブスピーカーにはどのように聞こえるのでしょうか?
解説はこちら→
“I’m drunk!”と聞いて,ネイティヴスピーカーは次の二点を考えます。
1.話者は,意識が無いほど酔っている,泥酔している。
2.(更に悪く受け取られる場合は)「酔っている私を介抱してください」とアプローチしていると受け取られることもあります。
それでは,「ほろ酔い」気分をどのように表現すればよいのでしょうか?
最も適切な表現としては”tipsy”という語があります。この語は,、酔って楽しい気分を皆と共有している,場を盛り上げる言葉なのです。つまり,drunk
=泥酔、意識が無いほど酔っている状態,tipsy=ほろ酔いで楽しんでいる,ということになります。上記の意味合いをきちんと使い分けると、英語での表現で誤解を生じることはないでしょう。何となく覚えて使っている単語も、状況次第、また微妙な意味のニュアンス等の誤差で、全く別の意味をなすこともあり得ますので,注意してください。(by Prof. 田本眞喜子)
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