2012年1月31日「モバイル英語学習」第139号(TOEIC講座):「今~している」という意味ではない!

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以下の文脈で現在進行形を用いると、単に、「今~している」という意味では無く、現在進行形の特殊用法として、「批判・非難・(稀に)賞賛、感謝」の意味があります。文章の意味を考えてみてください。

(1) I’ve lost my key again. I’m always losing things.
(2) Tim is never satisfied. He’s always complaining.
(3) She is being selfish, but she isn’t usually like that.

1.は「今鍵を無くしている」ではなく、「しょっちゅう鍵を無くしている (I lose things very often)」という意味になります。 2.は「彼は不満を言い過ぎだ(He complains too much)」という意味になります。 3.は「(<いつもは違うけれど>その時だけ)わがままに振舞っている(She is behaving selfishly at the moment)」という意味になります。
例えば友達がふざけた時に”He is being a silly billy (silly billy: ばか者、愚か者、あほ)” と言うのはOKかもしませんが、”He is a silly billy” と言うのは失礼かもしれません。 このような用法で現在進行形を使うことも出来るので、試しに会話で使ってみてください。また、”You’re always complaining.” や “You’re always watching television.”と言われたら要注意ですよ! (written by student Mr. Harada, edited by Prof. Yuko Tamaki)
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2012年1月18日「モバイル英語学習]第135号(TOEIC講座): 仮定法

仮定法は、現実とは異なる状況や、過去や未来の「もし〜ならば」という仮想の事柄について話すときに使われる文法です。仮定法には大きく分けて「仮定法現在」「仮定法過去」「仮定法過去完了」があります。
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1. 仮定法現在 (現実的な可能性のある仮定)
If + 現在形, will + 動詞の原形
例: If it rains tomorrow, I will stay home.
(もし明日雨が降ったら、私は家にいるでしょう。)

2.仮定法過去 (現在の非現実的な仮定)
If + 過去形, would + 動詞の原形
例: If I were a bird, I would fly to you.
(もし私が鳥だったら、あなたのところに飛んでいくのに。)
ポイント: 「were」は、すべての主語に使われるのが特徴です。

3.仮定法過去完了 (過去の非現実的な仮定)
If + 過去完了 (had + 過去分詞), would have + 過去分詞
例: If I had known, I would have helped you.
(もし知っていたら、助けていたのに。)

※仮定法のポイント
現実には起こっていないことや、想像上の話をするために使います。「もし〜だったら」「もし〜していたら」といった意味を持ちます。仮定法は現実とは異なる状況を話すときに便利な表現です。
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